山梨県や静岡県などが、記念の式を東京で開きました。
世界文化遺産になった2013年に富士山に登った人は31万人でした。新型コロナウイルスが広がったときは少なくなりましたが、今年は20万人以上になりそうです。式の中で、山の途中の5合目でゴミが多く落ちていることが問題だという意見が出ました。世界遺産を決めるユネスコに協力しているイコモスは「登る人が多いことが世界文化遺産の富士山の価値を低くします」と言っています。
静岡県の知事は「これからも富士山を大切にして、外国の人たちにも富士山のことをもっと知ってもらうようにしたいです」と話しました。そして山梨県の知事と一緒に、2つの県が協力して富士山や地域をもっと発展させると約束しました。